幼児・子供から大人のための英会話〜英会話教室MLS

いっぱい間違ってください

いっぱい間違ってください

こんにちは。MLS副社長のクローディア・ペレッティです。
スイス生まれで、スペインの大学を卒業し、今は日本で英会話を指導している…
そんな私の経験から感じたことを、お話しさせていただきますね。

 

日本に来た動機

小さい時から、いろいろな言葉に興味を持っていました。

私は、スイスのレマン湖のほとりで生まれました。
私の母語はフランス語ですが、スイスは「多言語国家」で、
車に乗って1時間北へ行くとドイツ語が使われていて、東へ行くとイタリア語圏。
言語的にはとても恵まれた環境にいましたね。

学校では第1外国語はドイツ語、第2は英語、そして第3はイタリア語でした。
というわけで、小さい時から自然といろいろな言葉に触れることができました。

高校卒業後は、スペインの大学へ進学し、そこでは全てをスペイン語で学びました。
多くの言語に触れ、「大学卒業後は冒険してみたい!」という気持ちになっていました。
父が日本の骨董品を扱う仕事をしていた事もあり、日本へ行くことを選びました。

日本語を学びたい! さあ日本へ出発!! 今から45年以上前のことです。

 

漢字って、細かい!

日本に着いた私は、まず渋谷にある日本語学校に通い始めました。
日本語はいままで学んでいた言葉と全然違っていて、とても面白かったのですが…
何といっても一番難しかったのは、読むことと書くことでした。
漢字を書く時に「書き順」があると、初めて知りました。まあ細かいですね。

例えば簡単な漢字「山」を書く時も、1-2-3という書き順があって、
3-1-2の書き順で書くと先生に「×」と言われてしまいました。
日本語の一つの特色を肌で感じて、まず覚えた言葉は2つ…

「細かい」と「間違えてはいけない」でした。

日本人で固まっちゃった。なぜ?

その後MLS(モデル・ランゲージ・スタジオ)の設立に参加して、
ドラマメッソド®のユニークな方法で英会話を教えることになりました。
ある会社の営業リーダーに英会話を教えていた時の出来事です。

海外で人とコミュニケーションを取る練習として、立食パーティーの設定で
リーダー達は自分から数人の外国人と会話をする、というプログラムを行った時のこと。
10分程して状況を見ると、日本人のリーダー達だけで固まって、飲んだり食べたりしていました。

そのとき感じましたが、学校(中学校、高校、大学)で何年間も英語を学んでいたのに、
簡単な英会話ができない方が多いと言う事です。
なぜでしょう? ずっと考えていました。
8年以上英語を習った生徒に「Hello, how are you?」と挨拶するとすぐ答えられない。
本当に、なぜでしょう?

教える経験を重ねて、2つのことに気がつきました。

まず、文法の細かいことはみなさんよく分かっていると言う事。
いつも細かい質問をされ、時々私でも答えられないくらいのこともありました。
Oops! やっぱり「細かい!!」です。

そして間違えることを恐れて、心配し過ぎて、言葉が出ない。
きっと頭の中に文法は正しいか、発音は正しいか、話す前に色々考え過ぎてしまうのだと思います。
やっぱり「間違えてはいけない!!」です。

それを実感してから、私の授業の最初に言うことは「今日は間違ってください!」
その代わり積極的に英語でコミュニケーションを取りましょう。

 

タブレットだけじゃだめです!

45年前と比べると、日本は随分と国際化されています。
スポーツの国際試合や外国から多くの人が参加するイベントなども多くなりました。
今は日本にいても、英語を使える機会がどんどん増えていますね。

日本人が「日本にいながら英語を使える絶好のチャンス」なのに、
私は日本の政府の方針にちょっとがっかりした事があります。
それは2020年の東京五輪の時に、タブレットを全面的に導入すると発表したことです。
あまり機械に頼ると「ロボティック(ロボットみたい)」な対応になってしまって、
人間と人間の生きたコミュニケーションがなくなってしまうと感じます。

私が政府に期待していたのは、もっとみんなで「かたこと」でも良いから
英会話を頑張りましょう! といった励ましや支援でした。

日本にやって来る外国人は、全員が英語圏からではありません。
でも、何と言っても共通言語は英語になりますので、多くの外国人と
「人対人」で交流して欲しいと願っています。

それが本当の国際化だと思います。

 

いっぱい間違えてください!

英会話は、人と人の間で使うコミュニケーションの道具です。
英語のテストの時間以外で、コミュニケーションを取る=話すときは、
だれもあなたの言っていることの間違い探しをしたり、採点しようとはしてませんよ!

私は英会話の先生なのに、いつも生徒に言うのは「いっぱい間違ってください」です。
文法や発音が多少間違っていても、積極的に「自分の言葉」で話すようにすれば、
きっと「生きたコミュニケーション」が経験できるようになります!

MLSでは、大人も子供も、幅広い年齢層の皆さんが楽しく「英語コミュニケーション」を学んでいます。
ぜひ一度スタジオに来てみてください!
お待ちしています!

(Visited 70 times, 1 visits today)

Claudia O. Peretti

スイス・モントルー出身。スペイン・マドリッドのスペイン大学言語学専攻。 英語、フランス語、日本語、スペイン語、イタリア語を駆使するマルチリンガル。 1974年に来日。創成期より英会話学校MLSに参加。 コミュニケーションを重視した英会話教育に携わり、文部科学省企画の指導主事候補教員の研修会や各地の教育委員会主催の研修会など、公的教育機関の要請を受け小・中・高校の英語科教諭への指導で活躍中。