こんにちは、MLS本部 総務のたつやです!
MLSでは、生徒の皆さんが快適・安全に学んでいただけるよう、様々な取り組みをしております。今回は、その取り組みの一つ「人と地球にやさしいスタジオ作りをめざしていること!」をご紹介したいと思います!!
人にも地球にも優しいスタジオ作りを目指して
目次
自然素材を使った教室の内・外装
MLSのいくつかのスタジオでは、教室の内・外装に、明るく、きれいで、ナチュラルテイストに仕上がる漆喰を使っています!
漆喰とは、石灰石という岩石を原材料とし、そこに「すさ」や「のり」などを配合したものです。防水効果があり、また不燃素材なので、古くからお城やお寺、民家、蔵など、木や土で作られた壁の仕上げなどに使われてきました。
近年では、漆喰にホルムアルデヒド(科学物質過敏症の主な原因とされる有害物質)を吸着・分解する機能があることが知られています。また天然素材なので、その他のアレルギーや「シックハウス症候群」の心配もありません! 今まさに注目の壁です!!
呼吸をする壁!?
漆喰は「吸収する壁」とも言われているのはご存知でしょうか?
漆喰の主原料である消石灰は、二酸化炭素を吸収することで徐々に石灰石へと戻り、固まって行きます。消石灰から石灰石に戻るまで、100年を超えるとも言われています。時間をかけてゆっくりと呼吸をしながら固まってゆくことで、クラスのお部屋を心地よくしてくれるのです。
それだけではありません! 漆喰は、呼吸することで湿度や温度も調節してくれる優れものです!! 秋や冬場の「乾燥」や、梅雨や夏場の「湿気」を防ぐ効果も期待でき、また暑い日は涼しく、寒い日は温かく調節する機能も備わっています。
昔からある蔵などの壁にも漆喰が使われており、その中のものを湿気や乾燥から守ってきたと言われています。
TVの「昔のお宝を探す番組」などで、よく地方の蔵などにお邪魔して、何百万円なんていう骨董品が見つけられるのも、漆喰によって守られているから…かも知れません!
現代では、アルミサッシなどで部屋の気密性が高まり、エアコンなど窓や壁に結露してしまうことが度々あります。
そんな悩みも、漆喰にお任せください! 呼吸をすることで、部屋の湿度を調節することができるので、結露予防にもなるんです!!
まだまだある! 漆喰の魅力!!
漆喰は、耐久性や耐火性に優れています。主原料である消石灰(水酸化カルシウム)は、無機質の不燃材です。
そのため、古くからお城や武家屋敷など、高貴な人が住む建物の壁によく使われてきました! また月の光に反射する白壁は、街灯のない時代に「防犯対策」としても重宝されてきました。
もちろん、過去の話だけではなく、現代建築でも様々な場面で活用されています。
さらに漆喰には、防音の効果もあります。
石のペーストでコーティングされている空間は、鍾乳洞のように音が響く傾向があります。中に反射する分、外への「音漏れ」が少なくなる、という仕組みです。
また音が響くので、レッスン中の会話が聞こえやすくなったり、教材の音が聞き取りやすくなったりと、学習環境としてもメリットがいっぱいです!!
曲線を生かしたデザインでお子さまの安心・安全を
教室の内装で気を配っているのは、素材だけではありません! 熟練の職人による手作業で、できるだけ「角」を無くし、まるみを基調とした作りになっています。
そのため、万が一元気なお子さまがぶつかっても、大きなけがにつながることはありません。
これらの漆喰を使ったデザイン・設計は、一級建築士 丸山保博先生にお願いしています。
丸山先生は、自然素材を使用し「日本とヨーロッパ建築を融合した建築デザイン」で定評のある方で、これまでに「日本漆喰協会賞」「杉並まちデザイン賞」など数多くの賞を受賞されています。
現在では、南新宿・成城・二子玉川・上大岡・たまプラーザ・青葉台・大宮などのスタジオが、漆喰を使って内・外装されています。
物件の契約条件によって、なかなか全スタジオに広げることが難しい現状ですが…MLSでは、今後とも生徒にも、地球環境にも優しい英会話教室を目指す取り組みを行ってまいります!
あとがき
普段、教室の内装のことなど、意識したことがない…という方が多いのでは?
でもMLSでは、日頃は目につかない部分でも、生徒の皆さまのことを考えて日々の仕事に取り組んでいます。
こうして意味を知ってからスタジオにおいでいただくと、また違う見方でクラスに取り組むことができる…のではないでしょうか?(^^)
最適な環境で英会話を学んでいきましょう!!!