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とは
言語活動の活性化へと繋ぐ教授法=「ドラマメソッド🄬」
英語教育における「ドラマ」というと、いわゆる「英語劇の発表」のことを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
しかし、MLSでは、ドラマ=コミュニケーションとして捉え、語学の授業に俳優の訓練方法(特に英語のダイアローグ=対話文をキャッチボールのように訓練すること)を取り入れ、言語活動の活性化へと繋ぐ教授法を「ドラマメソッド🄬」と呼んでいます。
会話とは、気持ちと言葉のキャッチボールです。
一方的にこちらの言いたいことを主張するのではなく、相手の言っていること、言いたいことをきちんと受け止め、理解する力がなくてはなりません。
単なる「連絡」なら、携帯やEメールで済ませられるようになった今だからこそ、世界で求められているのは「単なる英語力」を超えた「真の英語コミュニケーション能力」です。
コンピューターの画面上だけでなく、人間対人間のつきあいができる…そんな「相手の共感を呼ぶコミュニケーションパワー」を育てるMLSドラマメソッド🄬の特長を紹介いたします。
ポイント1:四技能から五技能へ
一般的に、外国語の学習には「読む」「書く」「聞く」「話す」の四技能が大切、と言われています。それぞれの能力は独立しつつも、お互いに深く関係しており、この四つの力をバランスよく伸ばすことが大切と言われています。
私たちも、まったく同じと考えています。
その上で、ともすれば「読む」「書く」にばかり比重が置かれがちだった従来の日本の英語教育を補うために、「聞く」「話す」に主眼をおいたカリキュラムを実践してきました。
実は、この四技能を鍛えるだけでは、なかなか「英語を話せる」ようにはなりません。
日本の学校教育で、中学から高校、大学まで英語を学んでも「話せるように」ならないのは、四技能だけを学んでいるからなのです。
これら四つの力を総合し、自在に「自分の言葉」として使いこなせるようになるためには、四技能とはまた「別の力」が不可欠です。
実は英語を話せるようになるためには、「五技能」必要だったのです。
普段、私たちが日本語で会話するときのことを思い出してください。
「四技能」のことなど、意識しながらしゃべっている人は、おそらくいないでしょう。日常会話において必要とされているのは、どちらかというと「説得力」や、微妙なニュアンスを伝える「表現力」など、「四技能以外の力」ではないでしょうか。
もちろん、私たちが日本語での会話で「四技能」を意識しないのは、それらの力がきちんと備わっているからであり、四技能を否定したり軽んじたりするつもりはまったくありません。
でも「英語を話せる」人になるには、「四技能以外の力」も必要ですよ、その力を伸ばすには「英語劇」が何よりも効果的ですよ、ということを、MLSは創立以来35年にわたって提言し続けているのです。
その「五つ目の力」こそが、私たちが「コミュニケーション能力」と呼んでいるものです。イメージを図で示すと、こんな感じでしょうか。いわゆる四技能とは「次元が違う力」が、会話には重要なのです。
「英語劇」「表現力」と言っても、別に舞台のミュージカル俳優のように大げさなアクションで話せと言う意味ではありません。
TPOに合わせた的確な表現を選び、無理のない話し方で、自分の言いたいことがきちんと相手に伝わる。
それが会話に必要な表現力です。
「話している内容は間違ってないし、発音だって悪くない、でもなかなか伝わらない」という人は、この「表現力」を鍛えさえすれば、びっくりするほど「話し上手」になれるかも知れません。
ポイント2:外国語を「自分の言葉」にする
MLSでは独自の語学教授法「ドラマメソッド🄬」で最も大切にしている「Truth of Self(素直に自分を表現する)」という到達目標があります。
外国語でも母国語と同様の自己を表現する。たとえ外国語でも「自分の言葉」としてコミュニケーションをはかる。
つまり「外国語を所有(own)する」ことを目指します。
When the words are my words,English doesn’t feel like a foreign language.
ポイント3:MLSならではの“Pinch & Ouch”
会話とは、気持ちと言葉のキャッチボールです。
一方的にこちらの言いたいことを主張するのではなく、相手の言っていること、言いたいことをきちんと受け止め、理解する力がなくてはなりません。
「テキストに向かって」話すのではなく、相手とアイコンタクトをとりながら自己のメッセージを伝える。相手が話しているときはよく聞き、相手のメッセージをしっかりと理解する。キャッチボールと同じようにコミュニケーションを実現するためのエクササイズ。
それがMLSドラマメソッド🄬の重要なポイント“Pinch &Ouch”です。
「Pinch」とは、簡単に言うと「つねる」こと。こちらから相手に働きかけるアクションのことを意味します。「Ouch」は、もちろん「痛い」という意味。誰かに「Pinch」されたら、痛がるのが自然なこと。相手からの「Pinch」へのリアクションです。
もし、相手が力一杯「Pinch」しているのに、小さな声で無表情に「Ouch」と応えるだけでは不自然です。反対に相手からの軽い「Pinch」に対して、大げさに痛がってみせても正直な反応とは言えません。相手に適切な「Pinch」を投げかけ、また相手の「Pinch」に対して的確な「Ouch」を返せるようになる。これは全てのコミュニケーションの基本となるスキルです。
言語活動の活性化へと繋ぐ教授法=「ドラマメソッド🄬」
英語教育における「ドラマ」というと、いわゆる「英語劇の発表」のことを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
しかし、MLSでは、ドラマ=コミュニケーションとして捉え、語学の授業に俳優の訓練方法(特に英語のダイアローグ=対話文をキャッチボールのように訓練すること)を取り入れ、言語活動の活性化へと繋ぐ教授法を「ドラマメソッド🄬」と呼んでいます。
会話とは、気持ちと言葉のキャッチボールです。
一方的にこちらの言いたいことを主張するのではなく、相手の言っていること、言いたいことをきちんと受け止め、理解する力がなくてはなりません。
単なる「連絡」なら、携帯やEメールで済ませられるようになった今だからこそ、世界で求められているのは「単なる英語力」を超えた「真の英語コミュニケーション能力」です。
コンピューターの画面上だけでなく、人間対人間のつきあいができる…そんな「相手の共感を呼ぶコミュニケーションパワー」を育てるMLSドラマメソッド🄬の特長を紹介いたします。
ポイント1:四技能から五技能へ
一般的に、外国語の学習には「読む」「書く」「聞く」「話す」の四技能が大切、と言われています。それぞれの能力は独立しつつも、お互いに深く関係しており、この四つの力をバランスよく伸ばすことが大切と言われています。
私たちも、まったく同じと考えています。その上で、ともすれば「読む」「書く」にばかり比重が置かれがちだった従来の日本の英語教育を補うために、「聞く」「話す」に主眼をおいたカリキュラムを実践してきました。
実は、この四技能を鍛えるだけでは、なかなか「英語を話せる」ようにはなりません。日本の学校教育で、中学から高校、大学まで英語を学んでも「話せるように」ならないのは、四技能だけを学んでいるからなのです。
これら四つの力を総合し、自在に「自分の言葉」として使いこなせるようになるためには、四技能とはまた「別の力」が不可欠です。
実は英語を話せるようになるためには、「五技能」必要だったのです。
普段、私たちが日本語で会話するときのことを思い出してください。
「四技能」のことなど、意識しながらしゃべっている人は、おそらくいないでしょう。日常会話において必要とされているのは、どちらかというと「説得力」や、微妙なニュアンスを伝える「表現力」など、「四技能以外の力」ではないでしょうか。
もちろん、私たちが日本語での会話で「四技能」を意識しないのは、それらの力がきちんと備わっているからであり、四技能を否定したり軽んじたりするつもりはまったくありません。でも「英語を話せる」人になるには、「四技能以外の力」も必要ですよ、その力を伸ばすには「英語劇」が何よりも効果的ですよ、ということを、MLSは創立以来35年にわたって提言し続けているのです。
その「五つ目の力」こそが、私たちが「コミュニケーション能力」と呼んでいるものです。イメージを図で示すと、こんな感じでしょうか。いわゆる四技能とは「次元が違う力」が、会話には重要なのです。
「英語劇」「表現力」と言っても、別に舞台のミュージカル俳優のように大げさなアクションで話せと言う意味ではありません。
TPOに合わせた的確な表現を選び、無理のない話し方で、自分の言いたいことがきちんと相手に伝わる。それが会話に必要な表現力です。「話している内容は間違ってないし、発音だって悪くない、でもなかなか伝わらない」という人は、この「表現力」を鍛えさえすれば、びっくりするほど「話し上手」になれるかも知れません。
ポイント2:外国語を「自分の言葉」にする
MLSでは独自の語学教授法「ドラマメソッド🄬」で最も大切にしている「Truth of Self(素直に自分を表現する)」という到達目標があります。
外国語でも母国語と同様の自己を表現する。たとえ外国語でも「自分の言葉」としてコミュニケーションをはかる。
つまり「外国語を所有(own)する」ことを目指します。
When the words are my words,English doesn’t feel like a foreign language.
ポイント3:MLSならではの“Pinch & Ouch”
会話とは、気持ちと言葉のキャッチボールです。
一方的にこちらの言いたいことを主張するのではなく、相手の言っていること、言いたいことをきちんと受け止め、理解する力がなくてはなりません。
「テキストに向かって」話すのではなく、相手とアイコンタクトをとりながら自己のメッセージを伝える。相手が話しているときはよく聞き、相手のメッセージをしっかりと理解する。キャッチボールと同じようにコミュニケーションを実現するためのエクササイズ。
それがMLSドラマメソッド🄬の重要なポイント“Pinch &Ouch”です。
「Pinch」とは、簡単に言うと「つねる」こと。こちらから相手に働きかけるアクションのことを意味します。「Ouch」は、もちろん「痛い」という意味。誰かに「Pinch」されたら、痛がるのが自然なこと。相手からの「Pinch」へのリアクションです。
もし、相手が力一杯「Pinch」しているのに、小さな声で無表情に「Ouch」と応えるだけでは不自然です。反対に相手からの軽い「Pinch」に対して、大げさに痛がってみせても正直な反応とは言えません。相手に適切な「Pinch」を投げかけ、また相手の「Pinch」に対して的確な「Ouch」を返せるようになる。これは全てのコミュニケーションの基本となるスキルです。
MLSのすべてのクラスのレッスンは、7つのステップに沿って進んでいきます。
単語や表現の導入から練習、応用、発表までの流れの中で、それぞれのステップごとに大切な目的やポイントがあります。
STEP 1 RELAXATION ー ウォーミングアップ
準備運動や発声練習などを通して、体と心の緊張をときほぐし、レッスンに入る準備をします。まだテキストを開ける必要はありません。
“Strech up!” “Rotate your neck!”… 講師の指示に従って体を動かします。
“Shake your left foot.” で左足を振ることで、「Leftは左、Footは足」などと機械的に学習するよりも、より自然に英語が吸収されることを実感してください。
STEP 2 VOICE AND PRONUNCIATION 英語の発声と発音強化
このステップでは、言葉の意味だけではなく、英語の音、リズム、トーン、アクセントに慣れていきます。
日本語とは違う英語の呼吸法・発声法を練習し、日頃使わない口の周りの「英語用の筋肉」のトレーニングも行います。
また単語の「アクセント」の部分で立ち上がる、手を叩くなどの「アクション」を付けて練習するなど、発音のポイントを無理なく身につけられるエクササイズも行います。
STEP 3 STRUCTURE EXERCISE ー 文法事項をゲームで再確認
3番目のステップは、その日のテーマとなる文法事項を、「説明」ではなく「ゲーム」や「エクササイズ」を通して身につけていただきます。
“Three Things In Common(共通点探し)” “Crash” 等、体を動かしながらのエクササイズで、楽しみながら重要な文法事項を再確認していきます。
STEP 4 TALK AND LISTEN ー 会話のキャッチボール練習
ここでやっとテキストの登場です。例えばダイアローグ(対話)練習で「AとBの会話」を行う場合、MLSのテキストにはちょっとした仕掛けがあります。Aさんの台本には、Bさんのセリフが書いてありません。同様に、Bさんの台本にはBさんのセリフしか書いてありません。つまり、相手の言うことをよく聞いていないと、いつ自分の次のセリフを言えばいいのかが分からないのです。
本当にちょっとした工夫ですが、こうすることで自然に相手の言うことをよく聞くようになり、またコミュニケーションに大切な「アイコンタクト」が取れるようになります。
一般の英会話教室でよく見かけるのは、「対話」練習のはずなのに、AさんもBさんも「テキストの自分のセリフを読み上げているだけ」または「テキストに向かって話しかけている」光景。
でも、残念ながらこれでは「会話」にはなっていません。会話は「言葉と気持ちのキャッチボール」です。MLSのTalk & Listenエクササイズは、きちんと自己表現ができ、相手の言うことをよく聞いて、受け入れられる、そんな「会話上手」を育てます。
STEP 5 SITUATION ー 同じ対話文を異なる状況設定で
上でも説明した通り、同じ会話文でも状況(相手、場所、時間等)によって「ニュアンス」や、時には「意味」までも変わってきます。
普段私たちが母国語で会話しているときは、特に意識しなくても、自然にその「状況」に合わせて言葉遣いや話し方を変えているのです。
例えば「空港のカウンター職員と乗客の会話」などは、「ロールプレイ」などの呼び名で他の英会話教室でも行っています。でもMLSのドラマメソッド🄬では、それだけでは終わりません。
「空港のカウンター」なら、「時間は朝か昼か夜か」「混んでいるのか空いているのか」など、ちょっとした「リアルな」状況設定を加えるだけで、会話が生き生きとしたものになります。
さらに「乗客は出発時間ぎりぎりで焦っている」「職員が大ファンだった女優が乗客として来た」など、気持ちの動きも取り入れていくと、さらに会話に感情移入できるようになります。
この、劇の台本で言えば「ト書き」にあたる「状況設定」を積極的に取り入れ、頭と体と心をフルに使うレッスンが、MLSドラマメソッド®🄬の真髄です
STEP 6 IMPROVISATION ー 即興力(英語でアドリブできますか?)
英会話の本当の力はテキスト、辞書、講師のヘルプなしでどこまでコミュニケーションできるかということです。TPOに合わせて的確な単語や表現を選び、自分の意見を自由に英語で表現していく力を身につけられるように、レベルに合わせて「アドリブ」の練習もしていきます。
初級のクラスでは、テキストに書かれたダイアローグが終わった後を、そのまま続けていただきます。会話する人によって、また時と場合によって、どのような展開になっていくのかはまったく読めません。
中級以上になると、会話の「目的」だけが与えられ、あとは生徒自身のありったけの英語力で場面を乗り切り、与えられてた目的を達成できるか、がテーマです。小さな間違いは気にせずに、英語で生き延びる力をつける、いわば「サバイバル訓練」です。
教室の中でさまざまな状況を疑似体験し、その中で「アドリブ」で会話する訓練を積むことによって、「いざ本番」というときにも慌てずに、ベストな対応ができるようになります。
STEP 7 ABOUT YOURSELF ー 習った表現を自分の言葉にして発表
レッスンの最後のステップは、「自分ならどうするか」という点がポイントです。習った単語や表現を使って、自分のこと、自分の身の回りのことが言えるか。テキストに書かれた、「与えられた文章」ではなく、自分の言葉、自分の表現で相手に伝えられるか。
この経験を通して、英語を自分の言葉として使いこなせるようになっていきます。
レッスン中に練習したダイアローグやショートスピーチなどは、他のクラスメートの前でどんどん発表してもらいます。人前での発表を通して「舞台度胸」を付け、自己表現能力を高めることができます。
英語に限らず、言葉は「コミュニケーションのための道具」です。「覚えただけ」ではあまり意味がありません。身につけた言葉を使ってどんどん人に話しかけ、コミュニケーションを楽しめる「会話上手」になっていただくために、人前での発表はとても効果があるのです。
「教育のプロ」からも高い評価を得ています
ここ数年は毎年のように、私立小学校の英語科の先生を対象とした勉強会をはじめ、文部科学省や各地の教育委員会などの主催する「小学校外国語学習の試み」研修会などへ講師派遣を依頼されています。
一つの英会話教室が何年も続けて呼ばれるのはきわめて異例のことで、いかにドラマメソッド🄬が信頼されているかの証とも言えます。
また参加された先生方からの評判も高く、過去5年間で1,300人以上の先生方にドラマメソッド®🄬を応用した「楽しい授業作り」を指導して、満足度98.1%(1,290名)を誇ります。
近年は、MLS主催の英語科教諭向け研修「Intensive Workshop」も夏休みに開講するなど、ますます日本の公的な英語教育への貢献を深めています。その効果か、文部科学省が公立小学校の英語の授業向けに準備した指導案「英語ノート」でも、6年生の後半で「オリジナルの劇を作ろう」という単元が出てきます。
教育の現場における「英語劇」の効用が注目を集めている中、MLSのドラマメソッド🄬も改めて評価されています。
MLSのすべてのクラスのレッスンは、7つのステップに沿って進んでいきます。
単語や表現の導入から練習、応用、発表までの流れの中で、それぞれのステップごとに大切な目的やポイントがあります。
STEP 1 RELAXATION ー ウォーミングアップ
準備運動や発声練習などを通して、体と心の緊張をときほぐし、レッスンに入る準備をします。まだテキストを開ける必要はありません。
“Strech up!” “Rotate your neck!”… 講師の指示に従って体を動かします。
“Shake your left foot.” で左足を振ることで、「Leftは左、Footは足」などと機械的に学習するよりも、より自然に英語が吸収されることを実感してください。
STEP 2 VOICE AND PRONUNCIATION 英語の発声と発音強化
このステップでは、言葉の意味だけではなく、英語の音、リズム、トーン、アクセントに慣れていきます。
日本語とは違う英語の呼吸法・発声法を練習し、日頃使わない口の周りの「英語用の筋肉」のトレーニングも行います。
また単語の「アクセント」の部分で立ち上がる、手を叩くなどの「アクション」を付けて練習するなど、発音のポイントを無理なく身につけられるエクササイズも行います。
STEP 3 STRUCTURE EXERCISE ー 文法事項をゲームで再確認
3番目のステップは、その日のテーマとなる文法事項を、「説明」ではなく「ゲーム」や「エクササイズ」を通して身につけていただきます。
“Three Things In Common(共通点探し)” “Crash” 等、体を動かしながらのエクササイズで、楽しみながら重要な文法事項を再確認していきます。
STEP 4 TALK AND LISTEN ー 会話のキャッチボール練習
ここでやっとテキストの登場です。例えばダイアローグ(対話)練習で「AとBの会話」を行う場合、MLSのテキストにはちょっとした仕掛けがあります。Aさんの台本には、Bさんのセリフが書いてありません。同様に、Bさんの台本にはBさんのセリフしか書いてありません。つまり、相手の言うことをよく聞いていないと、いつ自分の次のセリフを言えばいいのかが分からないのです。
本当にちょっとした工夫ですが、こうすることで自然に相手の言うことをよく聞くようになり、またコミュニケーションに大切な「アイコンタクト」が取れるようになります。
一般の英会話教室でよく見かけるのは、「対話」練習のはずなのに、AさんもBさんも「テキストの自分のセリフを読み上げているだけ」または「テキストに向かって話しかけている」光景。
でも、残念ながらこれでは「会話」にはなっていません。会話は「言葉と気持ちのキャッチボール」です。MLSのTalk & Listenエクササイズは、きちんと自己表現ができ、相手の言うことをよく聞いて、受け入れられる、そんな「会話上手」を育てます。
STEP 5 SITUATION ー 同じ対話文を異なる状況設定で
上でも説明した通り、同じ会話文でも状況(相手、場所、時間等)によって「ニュアンス」や、時には「意味」までも変わってきます。
普段私たちが母国語で会話しているときは、特に意識しなくても、自然にその「状況」に合わせて言葉遣いや話し方を変えているのです。
例えば「空港のカウンター職員と乗客の会話」などは、「ロールプレイ」などの呼び名で他の英会話教室でも行っています。でもMLSのドラマメソッド🄬では、それだけでは終わりません。
「空港のカウンター」なら、「時間は朝か昼か夜か」「混んでいるのか空いているのか」など、ちょっとした「リアルな」状況設定を加えるだけで、会話が生き生きとしたものになります。
さらに「乗客は出発時間ぎりぎりで焦っている」「職員が大ファンだった女優が乗客として来た」など、気持ちの動きも取り入れていくと、さらに会話に感情移入できるようになります。
この、劇の台本で言えば「ト書き」にあたる「状況設定」を積極的に取り入れ、頭と体と心をフルに使うレッスンが、MLSドラマメソッド🄬の真髄です
STEP 6 IMPROVISATION ー 即興力(英語でアドリブできますか?)
英会話の本当の力はテキスト、辞書、講師のヘルプなしでどこまでコミュニケーションできるかということです。TPOに合わせて的確な単語や表現を選び、自分の意見を自由に英語で表現していく力を身につけられるように、レベルに合わせて「アドリブ」の練習もしていきます。
初級のクラスでは、テキストに書かれたダイアローグが終わった後を、そのまま続けていただきます。会話する人によって、また時と場合によって、どのような展開になっていくのかはまったく読めません。
中級以上になると、会話の「目的」だけが与えられ、あとは生徒自身のありったけの英語力で場面を乗り切り、与えられてた目的を達成できるか、がテーマです。小さな間違いは気にせずに、英語で生き延びる力をつける、いわば「サバイバル訓練」です。
教室の中でさまざまな状況を疑似体験し、その中で「アドリブ」で会話する訓練を積むことによって、「いざ本番」というときにも慌てずに、ベストな対応ができるようになります。
STEP 7 ABOUT YOURSELF ー 習った表現を自分の言葉にして発表
レッスンの最後のステップは、「自分ならどうするか」という点がポイントです。習った単語や表現を使って、自分のこと、自分の身の回りのことが言えるか。テキストに書かれた、「与えられた文章」ではなく、自分の言葉、自分の表現で相手に伝えられるか。
この経験を通して、英語を自分の言葉として使いこなせるようになっていきます。
レッスン中に練習したダイアローグやショートスピーチなどは、他のクラスメートの前でどんどん発表してもらいます。人前での発表を通して「舞台度胸」を付け、自己表現能力を高めることができます。
英語に限らず、言葉は「コミュニケーションのための道具」です。「覚えただけ」ではあまり意味がありません。身につけた言葉を使ってどんどん人に話しかけ、コミュニケーションを楽しめる「会話上手」になっていただくために、人前での発表はとても効果があるのです。
「教育のプロ」からも高い評価を得ています
ここ数年は毎年のように、私立小学校の英語科の先生を対象とした勉強会をはじめ、文部科学省や各地の教育委員会などの主催する「小学校外国語学習の試み」研修会などへ講師派遣を依頼されています。
一つの英会話教室が何年も続けて呼ばれるのはきわめて異例のことで、いかにドラマメソッド🄬が信頼されているかの証とも言えます。
また参加された先生方からの評判も高く、過去5年間で1,300人以上の先生方にドラマメソッド🄬を応用した「楽しい授業作り」を指導して、満足度98.1%(1,290名)を誇ります。
近年は、MLS主催の英語科教諭向け研修「Intensive Workshop」も夏休みに開講するなど、ますます日本の公的な英語教育への貢献を深めています。その効果か、文部科学省が公立小学校の英語の授業向けに準備した指導案「英語ノート」でも、6年生の後半で「オリジナルの劇を作ろう」という単元が出てきます。
教育の現場における「英語劇」の効用が注目を集めている中、MLSのドラマメソッド🄬も改めて評価されています。
文部科学省も推進する「演劇活動でコミュニケーション教育」
2010年5月、文部科学副大臣主催で「コミュニケーション教育推進会議」が発足しました。その「開催主旨」には
国際化の進展に伴い、多様な価値観を持つ人々と協力、協働しながら社会に貢献することができる創造性豊かな人材を育成することが重要です。
また、近年、子どもたちが自分の感情や思いをうまく表現することができず、容易にキレるなどの課題が指摘されています。
このような状況を踏まえ、子どもたちのコミュニケーション能力の育成(以下、コミュニケーション教育)を図るための具体的な方策や普及のあり方について調査・検討を行うため、「コミュニケーション教育推進会議」(以下「推進会議」という)を設置します。
…と、はっきりと「国際化」と「コミュニケーション教育」の重要性をうたっています。
(http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/22/05/1294036.htm)
また、この推進会議ににおける「検討事項(案)」の「コミュニケーション教育の推進方策について」には
(3)演劇・ダンス等の芸術表現を用いたコミュニケーション教育推進のための学習プログラムの開発
(4)NPO法人・公共や民間の劇場等との連携・協力の推進方策。
…とあり、さらに文化庁の「子どものための優れた舞台芸術体験事業」との連携で「児童生徒のコミュニケーション能力の育成に資する芸術表現体験」事業を進めているなど、MLSが40年近くにわたって提言してきた、ドラマを通したコミュニケーション能力育成が、今やっと公教育の現場にも広く受け入れられるようになってまいりました。
ドラマメソッド🄬最新の指導法「Super-STAGE」
Super-STAGEは、5年の研究期間を経て、2006年度より導入されたドラマメソッド🄬最新の指導法です。
教育的な側面から劇(ドラマ)を積極的に活用しているのが特長で、その効果として受講生が「受け身で習う」のではなく、「自発的・積極的に学ぶ態度を育てられる」ということが挙げられます。
Super-STAGEで大切にしている考え方は;
-
- 受講生全員に均等に機会を与える
- 参加意欲を高める
- お互いに相手を尊重する態度の育成
などで、これはMLSの中だけではなく、広く教育の現場で応用できる考え方です。
一般に劇と言えば、与えられたセリフを覚え、動きをつけるだけと思われています。
ところがSuper-STAGEでは、英語による自己表現能力を高めることを念頭に置き、常識にとらわれない指導をしていきます。
例えば、劇のリハーサルおよび公演時に配役を決めず、全員がすべてのセリフに対応できるよう練習をしておき、「くじ引き」で配役を選んだりなどもします。
「相手の言ったこと」に合わせて、自分の言いたいことを即興で言えるようになるなど、決まり切った表現に変化を与え、より自然な、現実の会話に近づける訓練をします。
それまでに身につけてきた英語表現を自由に、そして自分の言葉として使うことで、会話力が飛躍的に向上します。さらに、様々な表現を応用して使うことで、より積極的に楽しく学ぶことができます。
また、この方法だと、劇発表において時おり問題になる「主役」「脇役」と言った「役の優劣」や、「セリフ量の多寡」による不公平感などとも無縁です。参加者全員が平等に、同じ立場で参加し、発表できる機会を与えられるので、生徒のやる気を最大限に活かすことができます。
MLSでは、今後さらにこのSuper-STAGEの手法を深め、また広めていき、これまで以上に日本の英語教育のレベルアップに貢献できるよう努力してまいります。
文部科学省も推進する「演劇活動でコミュニケーション教育」
2010年5月、文部科学副大臣主催で「コミュニケーション教育推進会議」が発足しました。その「開催主旨」には
国際化の進展に伴い、多様な価値観を持つ人々と協力、協働しながら社会に貢献することができる創造性豊かな人材を育成することが重要です。また、近年、子どもたちが自分の感情や思いをうまく表現することができず、容易にキレるなどの課題が指摘されています。
このような状況を踏まえ、子どもたちのコミュニケーション能力の育成(以下、コミュニケーション教育)を図るための具体的な方策や普及のあり方について調査・検討を行うため、「コミュニケーション教育推進会議」(以下「推進会議」という)を設置します。
…と、はっきりと「国際化」と「コミュニケーション教育」の重要性をうたっています。
(http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/22/05/1294036.htm)
また、この推進会議ににおける「検討事項(案)」の「コミュニケーション教育の推進方策について」には
(3)演劇・ダンス等の芸術表現を用いたコミュニケーション教育推進のための学習プログラムの開発
(4)NPO法人・公共や民間の劇場等との連携・協力の推進方策。
…とあり、さらに文化庁の「子どものための優れた舞台芸術体験事業」との連携で「児童生徒のコミュニケーション能力の育成に資する芸術表現体験」事業を進めているなど、MLSが40年近くにわたって提言してきた、ドラマを通したコミュニケーション能力育成が、今やっと公教育の現場にも広く受け入れられるようになってまいりました。
ドラマメソッド🄬最新の指導法「Super-STAGE」
Super-STAGEは、5年の研究期間を経て、2006年度より導入されたドラマメソッド🄬最新の指導法です。
教育的な側面から劇(ドラマ)を積極的に活用しているのが特長で、その効果として受講生が「受け身で習う」のではなく、「自発的・積極的に学ぶ態度を育てられる」ということが挙げられます。
Super-STAGEで大切にしている考え方は;
-
- 受講生全員に均等に機会を与える
- 参加意欲を高める
- お互いに相手を尊重する態度の育成
などで、これはMLSの中だけではなく、広く教育の現場で応用できる考え方です。
一般に劇と言えば、与えられたセリフを覚え、動きをつけるだけと思われています。
ところがSuper-STAGEでは、英語による自己表現能力を高めることを念頭に置き、常識にとらわれない指導をしていきます。
例えば、劇のリハーサルおよび公演時に配役を決めず、全員がすべてのセリフに対応できるよう練習をしておき、「くじ引き」で配役を選んだりなどもします。
「相手の言ったこと」に合わせて、自分の言いたいことを即興で言えるようになるなど、決まり切った表現に変化を与え、より自然な、現実の会話に近づける訓練をします。
それまでに身につけてきた英語表現を自由に、そして自分の言葉として使うことで、会話力が飛躍的に向上します。さらに、様々な表現を応用して使うことで、より積極的に楽しく学ぶことができます。
また、この方法だと、劇発表において時おり問題になる「主役」「脇役」と言った「役の優劣」や、「セリフ量の多寡」による不公平感などとも無縁です。参加者全員が平等に、同じ立場で参加し、発表できる機会を与えられるので、生徒のやる気を最大限に活かすことができます。
MLSでは、今後さらにこのSuper-STAGEの手法を深め、また広めていき、これまで以上に日本の英語教育のレベルアップに貢献できるよう努力してまいります。